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  管  理  

当院における“新しい創傷治療”について

   本治療は、「この程度の傷・火傷で毎日消毒だけのために病院に行けないよぉ」という患者さまの立場に立って、病院に足を運ぶエネルギーを省略させて差し上げたいという医療者側からの良心の実践医療です。
   従って一定以上の処置を、ご自宅で患者さま自身に実践いただくことになります。しかしそれは、「うまく治癒したから、医者には確認してもらわなくても良い。もう病院へは行かない」という患者さまのご都合主義を無条件に認めるものではありません。
   他医さまでは他医さまの実践法があろうかと思いますが、少なくとも当院で“新しい創傷治癒”をご希望される方は、下記のことを予め同意いただきますようお願いいたします。
1. 医療は確率論に立脚した未確定の実践サービスであることを認識した上で、必ずしも患者さまの期待通りの結果が出るとは限らないことを理解いただけること
つまり、「跡形なく治ることを期待する」、「絶対に感染せず治ることを期待する」など大きな期待をかけられる方はご遠慮ください。やるべきことを粛々と実践しても、瘢痕が残る時は残りますし、感染する時はします。
特にお子様の治療に関し、親御さまの期待、女性の方に関し、無瘢痕治癒への期待が過大な傾向があります。
2. 処置後、良くなられたのかもしれませんが、確認のための受診をいただけない方が大変多いです。
医師の側にも、うまく治癒したかどうかを確認させていただき、自己研鑽させていただくことが、経験の蓄積となりレベルアップにつながる、ということをご理解いただき、指示した日取りには再診していただくことをお約束いただけること
3. お子様の治療に関し、恐怖と痛みのため大泣きになることが多く、処置に大変時間がかかります。また処置法に対し親御さまの批判的な目が大きいことを感じることが大変多いです。
当院ではそれに対応するだけのマンパワーが不足しておりますので、小学就学前のお子様はご遠慮いただいております
以上、ご理解いただきたく存知ます。
受診前には必ずお電話下さいませ。 
平成23年2月