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たまて箱





  管  理  

私のうつに対する考え方(H25.3.4)

うつになるのは、
    生まれながらの精神エネルギー以上の状況に、
    否応なく置かれる、あるいは執拗に希求してしまい、
    問題処理が追いつけず、精神エネルギーが枯渇する。
言い換えれば、
    与えられた“分(ぶん)”以上のことを処理しようとして
    うつになる。
これが本質私は考えます

ご本人として治す自助努力のコツは、一言で言えば、
    自分の能力の限界を受け入れて高望みを諦めること。
    あなたがそう思っていなくても、精神エネルギー的には高望みです。

私は考えます

もう一つ、上司の皆さんに申し上げたいことがございます(H25.3.21加筆)。
    部下の性格を読んで差し上げることが重要です。部下が上司に、自ら悩みを打ち明
   けることはまずありません。もっと言えば、上司さん、あなた自身が部下のストレッ
   サーになっていることも多いのが現実です。

医者の立場で職場の人間関係に関して口を挟むことはできませんのでここでは言及しません。(加筆終了)

患者さんが置かれている個別の状況、年齢などによる違いはあるでしょう。
が、本質はもがくから苦しくなるのです。だから受け入れること諦めることが重要になるのです。

思う通りにならない
自分の能力はこんなものではないはず
なぜ自分だけ…
こう嘆いたところで状況は何も変わりません。

何故そんなつらい思考になったのでしょうか?
時の流れからすると実は自然なこととしてそうなった。
     親が亡くなる、などはこれです。
以前の自分の行いがこの状況を呼び込んだ。
     若い頃、力もないのに上司や組織に意見ばかりして孤立していませんでしたか?
受け入れること。時には自省してみること。これが重要だと思います。

特に40代前半までの若い方はこれができにくいです。なぜなら人生経験が不足しているため、自身の可能性に線を引くことができないからです。それはそれでとても理解できますし、復活飛翔の可能性をはじめから否定することはしません。
ですが、一方で一般論ではありますが、上記ことを客観的に振り返り、自身の限界を早く受け入れることができる方、つまり諦めることができる方は再発なくうつは治ると考えます。
なぜなら精神世界の中で生まれ変わる
からです。別の表現をすれば、うつ思考から脱却できるということです。

うつは再発が多いのは、結局自分の能力の限界を受け入れるという諦めができていないからだと考えます。考え方の変更ができておらず、表向き良い波が来て治ったように見えているだけです。

諦める”と表現するととても悲しい響きがしますが、むしろ“自分の精神的エネルギーの限界を正確に把握し、受け入れてベクトルを変えて前を向く”ということです。

ここまで読んでくださった方、とにかく誰か良い先生がいないか、と藁をもすがるお気持ちの方だと想像します。でもなかなか受け入れられないかもしれませんね。
まずはお会いしてみましょう。

この考え方に共鳴できる方、もっと話を聞いてみたいと興味を示される方は、きっと私との相性は良いと考えます。